貯蓄と聞くと、さまざまな方法が思い浮かびますが、シンプルかつ確実な方法として有名なのが本多静六さんの「本多式4分の1貯蓄法」です。
本多静六さんは日本の林学者で、投資家としても成功を収めた人物。その財産形成の礎となったのが、この「4分の1貯蓄法」です。
本記事では、この貯蓄法の具体的な方法と、実践の心構えを解説していきます。

本多式4分の1貯蓄法のルール
この貯蓄法のルールはごくシンプルです。
- 毎月の収入の4分の1を必ず貯蓄に回す
- 臨時収入が入った場合は100%貯蓄する
つまり、以下のようになります。
貯蓄額 = 通常収入の1/4 + 臨時収入の100%
この方法の最大のポイントは、「貯蓄を後回しにしないこと」。
普通は「生活費を差し引いた残りを貯蓄する」と考えがちですが、本多式では 「貯蓄ありき」 です。収入の4分の1はそもそも「なかったもの」として扱い、手をつけずに貯めていきます。
このシンプルな仕組みで、長期的な資産形成ができるようになります。
なぜ本多式4分の1貯蓄法は効果的なのか?
1. 「貯める仕組み」を先に作る
貯蓄がなかなかできない理由の一つは、「後回しにしてしまうこと」。
本多式では、最初から「貯蓄が最優先」と決まっているため、強制的にお金が貯まる仕組みになります。
この方法は、現代で言う「先取り貯蓄」に近い考え方。収入が入った瞬間に貯蓄に回すことで、無駄遣いを防ぎ、確実に貯めることができます。
2. 「貯蓄ができない理由」を排除
本多静六さんは、貯蓄ができない最大の理由を 「見栄」 だと断言しています。
貯金をつづけていく上に、一番のさわりとなるものは虚栄心である。
出典:私の財産告白
いたずらに家柄を誇ったり、いままでのしきたりや習慣にとらわれることなく、一切の見栄をさえなくすれば、四分の一天引き生活くらいはだれにでもできるのである。
見栄を捨てることで、収入の範囲内で無理なく生活できるようになり、貯蓄の習慣が定着します。
また、彼は 「貧乏に打ち勝つには、自ら進んで倹約を実践しなければならない」 と述べています。
貧乏を征服するには、まず貧乏をこちらから進んでやっつけなければならぬと考えた。貧乏に強いられてやむを得ず生活をつめるのではなく、自発的、積極的に勤倹貯蓄をつとめて、逆に貧乏を圧倒するのでなければならぬと考えた。
出典:私の財産告白
つまり、「仕方なく節約する」のではなく、「自ら進んで倹約し、貯蓄を増やす」ことが重要なのです。
本多式4分の1貯蓄法を実践するコツ
この貯蓄法を無理なく継続するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
貯蓄を習慣化するための具体的な方法を見ていきましょう。
1. 収入の4分の1を「自動で」貯蓄する
銀行の自動積立機能を利用し、毎月の給与が振り込まれたら自動で貯蓄用口座に移動するよう設定するのがベスト。
「気づいたら貯まっていた」という状態を作ることがポイントです。
2. 臨時収入は「なかったもの」として全額貯蓄
ボーナスや副収入はつい使いたくなりますが、本多式では 「臨時収入は全額貯蓄」 が鉄則。
「なかったもの」として考え、生活費には充てずに貯蓄に回すことが重要です。
3. 生活水準を上げすぎない
収入が増えると生活水準を上げたくなりますが、
「貯蓄優先のマインドセット」 を持つことで、余計な出費を抑えることができます。
無駄な支出を削ぎ落とし、「お金を使わないことを楽しむ」 くらいの気持ちでいると、貯蓄がぐんぐん増えていきます。
まとめ:シンプルだが最強の貯蓄法
本多式4分の1貯蓄法のメリットは以下の通り。
- シンプルでわかりやすい
- 強制的に貯蓄できる仕組みを作れる
- 収入が増えても浪費を防げる
というメリットがあり、まさに 「確実にお金を貯めるための最適解」 と言えます。
「貯金ができない」と悩んでいる人は、まずはこの方法を試してみるのがおすすめです。
「4分の1は厳しい…」という場合は、最初は10%からでもOK。
大切なのは、「貯蓄を最優先するマインドセット」を持つこと。
本多静六さんは、この方法を徹底した結果、40代で相当な財産を築き上げたそうです。
この貯蓄法を実践することで、あなたの資産形成も大きく前進するはず。
参考書籍
名著です。ぜひご一読を。

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